Love life, Love age Serendipity

blog

2016.9.16  |  Interview

ときめきセレンディピティ 9月13日ON AIR!

「熊本を世界に通用する観光地に〜東海大学教授 小林寛子さん〜」

 

「ときめきセレンディピティ」1回目のゲストは、東海大学経営学部観光ビジネス学科教授の小林寛子さん。小林さんは、実は元・文化放送のアナウンサー。局アナ時代は、女子大生ブームの走りとなった「ミスDJ リクエストパレード」などの人気番組も担当されていたとか…。そんな小林さんに、大学でのお仕事や、熊本の観光に対する思いなどを伺いました。

 

%e5%b0%8f%e6%9e%97%e3%81%95%e3%82%93%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%91
 

—熊本に来られることになったきっかけを教えてください。

 

小林 文化放送を退社後に渡ったオーストラリアのフレーザー島で、2002年、エコリゾートの創設に関わったことが、エコツーリズムを推進するきっかけになりました。それをまとめて本にしたのが、「エコツーリズムってなに?〜フレーザー島から始まった挑戦」。その本がご縁で、熊本の東海大学に来ることになったんです。東京生まれの東京育ちで、熊本に縁もゆかりもなかった私ですが、今では第2の故郷を呼ばせてもらっています。

 

—大学ではどのようなことを教えていらっしゃるのですか?

 

小林 今、エコツーリズムというコンセプトは、日本全国で使われていますが、その考え方を用いて、地域の資源や宝を観光に活用し、地域の経済活動を興すことが研究テーマです。熊本には阿蘇、天草など、世界に通じる素晴らしい資源がたくさんあります。それらを農業や水産業などとうまく組み合わせることで、熊本の魅力を国内外に発信していきたい。同時に、若い人が熊本に住み続けるための雇用の場を作ることも重要だと考えています。

 

—震災後の熊本の観光の課題についてお話ください。

 

小林 熊本は豊かな資源がたくさんあり、それぞれが光り輝いている宝物なのですが、それらが連携していないのではという課題があると感じていました。九州の中の熊本、日本の中の熊本ということで、外に向かって発信していく時には、もっと大きな規模で熊本の存在感をアピールした方がいい。そのためには、これまで手をつないだことのない人と手をつなぐこと。連携をすることでもっと楽しいプログラムができるのではないでしょうか。先の地震により、熊本は観光の面でも大きな打撃を受けましたが、逆を言えば、熊本城をはじめ、熊本という名前が世界に発信されました。一生懸命復興している熊本を見にきてくださいとアピールすることができるといいと思います。

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 

(上写真)8月に行われた「阿蘇スタディーツアー」。熊本から遠く離れた湘南キャンパスの学生たちを同行し、被害の大きかった阿蘇キャンパスや周辺の阿蘇地域を回り、被災した学生や地域の人たちの声を聞きました。崩壊した阿蘇大橋のあまりの被害の甚大さに、熊本地震がまだ終わっていないという現実を目の当たりにしました。

 

 

—小林さんから見た熊本の魅力とは?

 

小林 「自然が豊か」「水がおいしい」「食が豊か」。これらは旅人の心を揺さぶる最高のキーワードです。極めつけは、「人がいい、温かい」ということ。そういう意味で、熊本は一流の観光地になると思っています。

 

〜小林さんからのお知らせ〜

熊本市西区の高台から、オレンジカクテルをいただきながら、有明海に沈む夕陽を眺める「オレンジカクテルナイトin yoshino」を、今年も12月上旬に開催予定です。学生が考案したカクテルは地元産のみかんをベースにしたもの。お近くの方はぜひお立ち寄りください。

 

 

◎今日のナンバー

■ダリル・ホール&ジョン・オーツ「リッチ・ガール」

1977年、2週連続全米1位を記録したヒット曲。ホール&オーツの初期の代表曲の1曲です。ここぞという日に、「頑張って!」と背中を押してくれる勝負曲です。

 

■シカゴ「Hard to say I’m sorry」(小林さんのリクエスト)

1982年の大ヒット曲で、邦題は「素直になれなくて」。全米シングルチャート、オリコン洋楽シングルチャートで1位を記録しました。「なかなか素直になれないけど、時には素直にならなければと思います(笑)」(小林さん・談)

 

 

◎放送を終えて

小林さんとは4年前に取材でお会いして、いつかまた一緒にお仕事をさせていただきたいと思っていました。記念すべき1回目のゲストにお願いをしたところ、快諾いただき、願いが叶いました。

打合せの際、「阿蘇スタディーツアー」が計画されていることをお聞きして、そのツアーにも一部同行させていただきました。これは、観光ビジネス学科の学生と湘南キャンパスの学生が、熊本地震で被災した南阿蘇村の東海大学阿蘇キャンパスや阿蘇地域を1泊2日で巡るというもの。「学生たちに阿蘇の現実を見てもらい、自分たちにできることを考えてもらえたら」と、自らハンドルを握り、学生たちを率いる小林さんの圧倒的な行動力を垣間見ることができました。貴重なツアーに同行させていただき、感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 

All magazine entries

recent entries