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2016.10.11  |  Interview

自分のやりたいことが全部詰まっているのが紙芝居

紙芝居屋さんのぐれっち こと 小暮都さんが登場です!
昭和の懐かしい香りがする紙芝居屋さん…

そんな紙芝居屋さんを生業とする、ぐれっちこと小暮都さんが今回のゲストです。

愛知県出身、山形大学を卒業したぐれっちが

なぜ熊本で紙芝居屋さんをすることになったのか…?

紙芝居の持つ魅力とは?などなど、根掘り葉掘りお聞きしました。

 
 
 
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毎週水曜日の下校時、熊本市にある小学校近くに、1人の女性が

大きな木箱を乗せたマウンテンバイクで現れました。

小さな空き地に、バイクを止めると、自ら椅子を並べ始めます。

黒い長羽織をまとい、

木箱をセッティングしたかと思うと、

「紙芝居が始まるよ〜、紙芝居が始まるよ〜!」

その声に、子どもたちがどこからか集まってきました。

 
子どもたちと、親子連れが集まったところで、

シルエットゲームが始まりました。

手書きのシルエットが何を描かれているのかを当てるのですが、

子どもたちはいつの間にか夢中!

想像力を働かせて、シルエットを当てていきます。

さあさあ、ぐれっちの紙芝居の始まりですよ〜

 
 
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA ー紙芝居を始めたきっかけは?

ぐれっち 大学を卒業した後、声優の養成所や人形劇団にいたんです。そこを辞めて、2006年に四国お遍路の旅に出たんですが、たまたま止まった宿の主人に、まだそんなことを続けていたいと話すと、「紙芝居をしたらどうだ」と言われたのがきっかけです。

ーえ〜、そうなんですね。でも何で熊本へ?

ぐれっち たまたま紙芝居で熊本に来た時に、気になる人がいたのがきっかけです。4年半前に移住したんですが、山や海も近いし、アウトドアも好きなので、楽しんでいます。

ーまあ、ステキ。♥️な出会いですね! 紙芝居はお仕事でやられているの?

ぐれっち そうですね。イベントやお祭り、子ども会などに呼ばれて行ったり、毎週水曜日には熊本市五福小学校そばの空き地で紙芝居をしています。オリジナルの紙芝居を依頼されて、作ることもありますよ。

 
 
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ー紙芝居はすべてオリジナル?

ぐれっち はい。子ども向けには「どんぐりおばけ」というシリーズがあって、もう17作目にもなります。臆病などんぐりおばけが、いろんな手で、人間を驚かそうとするけれど、結局は自分が驚かされてしまうというお話です。大人向けは、2~3分の短いストーリーで、飲み会などで披露します。ただし、子どもが見ても楽しめるストーリーになっています。

 
ー紙芝居の魅力は?

ぐれっち ストーリーを作ること、自転車、そして演じること、自分がやりたいことが全部詰まっているのが紙芝居なんです。もともと人に話しかけるのが苦手なんですが、紙芝居だと話せる。それがいちばんの魅力かもしれません!

 
ーこれからの夢や目標を教えてください。

ぐれっち 来春、全国行脚の旅に出る予定です。北陸などこれまで紙芝居で行ったことのない町に行きたいと思っています。

 
ーステキな出会いがありそうですね! ぐれっちの紙芝居を見たいという人はどうすればいいんですか?

ぐれっち 水曜日の16時半頃、五福小近くのメイクツルサキさんの駐車場に来ていただくか、お電話をいただければと思います。

 
 
 
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA これからもずっとずっと、おばあちゃんになるまで、紙芝居をしていくのが夢だと話すぐれっち。

紙芝居を通じて、たくさんのステキな出会いがあるといいですね♪

 
★ぐれっちの連絡先  090-9153ー8934

 
 
◎今日のナンバー

■インクランド・ダンとジョン・フォード・コーリー「秋風の恋」

秋になると聞きたくなる胸キュン曲。1970年代に日本でヒットしました。

■スティービー・ワンダー「ステイ・ゴールド」

ぐれっちのリクエストソング。1983年に映画「アウトサイダー」のために書き下ろされた曲だそうです。元恋人に「いつまでも輝いていて」と切なく歌い上げる秋らしい1曲です。

 
 
◎放送を終えて

ぐれっちに初めて会ったのは約4年前。いきつけの珈琲屋さんでした。ちょうど熊本に来て間もなくだったかと思います。その場で紙芝居を披露してくれた衝撃は、今でも忘れられません(笑)。

その後しばらくご無沙汰していたのですが、先頃の震災の後、たまたまボランティアで訪れた小学校で再会しました。変わらず、紙芝居を続けているぐれっちのパワーに元気をもらったことを覚えています。

ライフとワークのバランスを取りながら、オリジナルな人生を楽しんでいるぐれっち。これからも「STAY GOLD」〜輝き続けてくださいね♪

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