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2017.1.11  |  Interview

災害を防ぐ“防災”も、災害を忘れない“忘災”も大切に!

2017年、1回目の「ときめきセレンディピティ」のゲストは、

和水町在住、歌うママ防災士で婚活アドバイザーでもある柳原志保さんです。

熊本地震直後に、電話取材でお話を伺ったのが、柳原さんと出会ったきっかけです。

その後、KKTテレビタミンのコメンテーターになるなど、

ますますお忙しい日々を送っていらっしゃる柳原さんに、

防災士として伝えたいことや婚活アドバイザーとしての活動についてお話をお聞きしました。

 
img_3957-%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc ー防災士になったきっかけを教えてください。

柳原 宮城県多賀城市に住んでいた時に東日本大震災に遭い、体育館で2週間の避難生活を送りました。その後、熊本に移り住んで5年目になります。当初、震災の経験を地域の方や小学校などで地震の経験の話をしていたのですが、熊本の人は映画の中の出来事としか捉えられない人が多かったです。せっかくの教訓が生かされないのではないかと思い、防災士になることで防災に関する知識をつけて、みなさんにお伝えしていこうと思ったんです。

 
ー現在、防災士としてどんな活動をなさっているんですか?

柳原 地域や婦人会などで防災に関する講演会をしたり、シングルマザー向けに親子講座を開いたり。子どもからお年寄りまで、みんなができる身近な備えについてお話をしています。

 
ー歌うママ防災士の“歌う”とは?

柳原 まず、お母さんでもできる備えについて知ってほしいという思いで、ママ。そして私は、講演会の最後にいつも東日本大震災の復興のテーマソング「花は咲く」をみんなで歌っているのですが、「あなたは、“歌うママ”防災士だね」と言われたことがきっかけです。

 
ー防災士としての伝えていきたいこととは?

柳原 防災は、災いを「防ぐ」防災も大切だけれど、災いを「忘れない」忘災も大切です。今回の熊本地震で辛い思いをして、忘れたい部分もあると思いますが、この教訓を子どもたちや次の世代に伝えることが大事だと思います。「花は咲く」の歌を聞いた時に、もう一度教訓を思い出してほしいですね。備えに完璧はありません。ベストではなくてもいいので、無理なくベターな備えをしていただきたい。そんな種まきをこれからもしていきたいと思います。

 
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ーもう一つの顔、婚活アドバイザーについて聞かせてください。婚活アドバイザーになったきっかけは?

柳原 和水町に移住して、総務省の地域起こし協力隊として活動をしていたのですが、卒業した昨年の4月からはご縁があって、荒尾・玉名地区の婚活事業を手掛けることになりました。

 
ーいろいろな市町村でも、今、婚活イベントが盛んですよね。

柳原 私の婚活事業は、人と人をただくっつけるだけではなくて、よそ者から見た荒尾・玉名地区の魅力をイベントにたくさん盛り込みながら、地域の良さを引き出すイベントにしたいと思っています。

 
ー防災士で婚活アドバイザーとしての思いもあるのでは?

柳原 私自身、シングルマザーだった東日本大震災の後、困った時に悩みを相談できる相手が欲しいと思いました。いきなり結婚相手を探すというよりは、自分がホッとできて、いろんな悩みを相談できるパートナーを探すきっかけになればというスタンスなんですよ! シングルマザー向けの婚活イベントで託児を付けたりしています。

 
ということで、1月28日に、JA玉名とコラボした婚活イベント「きらめきストロベリー婚活in玉名」が開催されるそうです!

男性はあらたま地域の農家の男性限定ですが、女性は20〜45歳であればどなたでもOKとのこと。

詳しくは、下のチラシをご覧の上、「コイバナ あらたま」で検索を。

(問)0968−57−5144(平日10時〜19時)

 
 
 
 
 
15909481_844572812350389_881769323_n ◎本日お届けした曲

■エレクトリック・ライト・オーケストラ「ミスター・ブルー・スカイ」

CMソングとしてもしばしば流れるELOの曲は、ロンドンオリンピックの閉会式でも使用されました。

ここぞという日に前向きになれる、私の勝負曲です♪

■エルトン・ジョン「ライオン・キング」

ミュージカルが大好きだという柳原さんのリクエスト。映画でも舞台でも大ヒットした名曲ですよね!

 
◎放送を終えて

東日本大震災を経験し、その後移り住んだ熊本で、まさかの大地震。震源地から多少離れていたとはいえ、本当に驚かれたと思います。しかし、その経験を生かして防災士となり、多くの人に「備えること」の大切さを伝え続ける柳原さん。実際私も、熊本地震直後に電話取材してお聞きした内容が、今になって、「なるほど。こういうことだったのか」と思い知らされています。多くの人が生涯で経験しない貴重な経験をした私たち。この経験を忘れずに、いつまでも伝えていくことが大切だと思いました。

柳原さん、ありがとうございました♪

 
 
 
 
 
 

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